ツエーゲン金沢は、11/1(日)北九州戦にて、金沢星稜大学スポーツ学科地域スポーツマネジメント研究室(担当教員:西村貴之)との共同事業として、「子どもの未来を応援する活動」を実施いたしました。

当日は、主にひとり親家庭を対象とした試合観戦招待事業を行ったことに加え、試合会場でのフードドライブの実施や、子どもをとりまく環境や子ども食堂に関しての啓発ブースを設置いたしました。

なお、本事業の各企画に関しては、下記【協力】欄記載の団体による協力のもと、金沢星稜大学スポーツ学科地域スポーツマネジメント研究室所属学生が企画・運営いたしました。

 

■本企画の背景および趣旨
今年4月末に、「コロナ禍でフードバンクが需要過多になり食料品の在庫が枯渇している」との現状を知り、クラブから特定非営利活動法人いしかわフードバンク・ネット様へ、クラブグッズの「ゲンゾイヤーカレー(レトルトカレー)」を寄贈いたしました。

その後、クラブの趣旨に賛同した当クラブの選手有志からも、勝利試合数に応じて月に1回食料品を寄贈させていただくようになりました。この寄贈活動には、当クラブパートナー企業にもご協力いただいています。

この度は、こうして広がった支援の輪をさらに広げたいという想いと、この企画に起因する子どもたちをとりまく環境についてサポーターの皆さんに理解を深めていただき、子どもたちの未来について考えていただきたい、という想いから、金沢星稜大学スポーツ学科地域スポーツマネジメント研究室と共同で本プロジェクトを企画・立案する運びとなりました。

 

■共催

金沢星稜大学 スポーツ学科 地域スポーツマネジメント研究室

 

■協力

石川県母子寡婦福祉連合会

特定非営利活動法人いしかわフードバンク・ネット

金沢市　こども未来部子育て支援課

金沢市母子寡婦福祉連合会

かなざわっ子nikoniko倶楽部

※五十音順

 

■実施日

2020年11月1日(日)　ギラヴァンツ北九州戦    

 

■実施場所

石川県西部緑地公園陸上競技場

 

■実施企画

●ひとり親家庭を対象とした試合観戦ツアー開催

主にひとり親家庭を対象にした試合観戦ツアーを開催しました。

かなざわっ子nikoniko倶楽部、石川県および金沢市の母子寡婦福祉連合会に参加者募集の声掛けにご協力いただき、当日は10家族30名程度の方にご参加いただきました。

試合にご招待するだけでなく、試合前ピッチ上にて「しっぽとり」や「PK対決」など、星稜大学生達と参加のお子さん達で体を動かして遊ぶ時間を設けました。選手たちが実際にプレーするピッチに立ち、子どもたちは大はしゃぎ。ピッチ上には楽しそうな声が響き渡っていました。

また、参加者の皆様には、フードバンク寄贈活動を行っている選手達より、ツエーゲン茶屋街の500円割引券や、当日の試合観戦にてご利用いただける応援グッズ、そして選手たちのサイン色紙をプレゼントさせていただきました。
 

●フードドライブ窓口の設置

特定非営利活動法人いしかわフードバンク・ネット様にご協力いただき、クラブとして初めて、ホームゲーム会場にてフードドライブを実施いたしました。

サポーターの皆様に大変ご協力いただき、昨日一日で162.2kgもの飲食料品を寄贈いただきました。

昨年、いしかわフードバンク・ネット様が県内メーデー会場7会場で実施したフードドライブでの実績が合計274.3kgだったとのことで、一つの会場で集まった食料品の量としては「これまでと比較にならない量」とのことで、大変喜んでいただけました。

皆様から寄贈いただいた飲食料品は、特定非営利活動法人いしかわフードバンク・ネットを通じて、県内の福祉施設や子ども食堂に提供されます。ご協力ありがとうございました！
 

●「子どもの未来を応援する活動」啓発ブース出展

金沢市こども未来部子育て支援課、および金沢市内の子ども食堂である「かなざわっ子nikoniko倶楽部」協力のもと、「子どもの未来を応援する活動」啓発ブースを出展いたしました。

ブースでは、子どもたちをとりまく環境や、金沢市の取り組みに関しての紹介、および子どもたちの居場所としての「子ども食堂」に関しての啓発物品を展示いたしました。

なお、本ブースに展示していた「子ども食堂」および「フードバンク」の説明資料は、かなざわっ子nikoniko倶楽部からお聞きしたお話を元に、金沢星稜大学生達が手作りで作成しました。

子ども食堂に関するアンケートにも多くの方に快くご協力いただきました。ありがとうございました！