当初、4月17日(日)に予定されていたが、暴風により延期となったこの試合。ツエーゲンはホームゲーム後中2日で移動なし。愛媛FCはホームゲーム後に中2日でアウェイゲームとなる。延期となったことが吉と出るか凶と出るか。
愛媛FCの特徴は、攻守にハードワークをすること、堅い守備からの速攻を得意とすることである。10試合中(5/13現在)5試合が無失点試合と守りは非常に固い。3-4-3のフォーメーションでサイドを大きく使った攻撃、トップの阪野選手を軸とした攻撃が脅威である。
特に注意を払わなければならないのはトップのFW17阪野豊史選手だ。フィジカルが強く、センタリングからのヘディングシュートを得意とする。また、裏への飛び出しにも定評があり、ツエーゲンのゾーンディフェンスを破られないよう注意が必要だ。
阪野選手を軸として、ツーシャドーのFW20河原和寿選手とFW10瀬沼優司選手によるスリートップの攻撃はツエーゲンにとって非常に危険だ。予算規模として決して恵まれたクラブではないが、昨季は5位でプレーオフ進出と大健闘した。今年は木山隆之監督2年目となり、より成熟した愛媛のハードワークするサッカーに注目だ。
ツエーゲンの注目選手はDF2阿渡真也を挙げたい。粘りのあるディフェンスでサイド攻撃を封じ、時折見せるオーバーラップから得点チャンスを作る。今季初勝利を挙げたレノファ山口戦のFW14金子昌広に合わせた値千金のセンタリング。2014シーズン、J3優勝を決めたのも阿渡のゴール。彼は何かを持っている選手だ。運動量豊富にスプリント回数も多く、彼のサイド攻撃から得点チャンスを作り出してくれるであろう。そろそろJ2初得点にも期待したい。中2日の体力的にも厳しいゲームは真也が何かやってくれるに違いない。
連戦となるこの試合に勝利を挙げて昨季J1在籍クラブとの二試合に挑みたいところだ。
ツエーゲン金沢
シニアアドバイザー
佐々木達也
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