九州遠征を2連敗と厳しい結果で終え、再び最下位に転落となった。2試合共に守備が崩壊しての敗戦となり、守備の立て直しが急務である。そんな中で今節の対戦相手は、J2屈指の攻撃力を誇るファジアーノ岡山を迎えてのマンデーナイトマッチとなる。
ファジアーノ岡山は第18節終了時点で自動昇格圏内の2位。悲願の昇格を目標とする強敵のクラブである。フォーメーションは、3-4-3のスタイル。DFには元日本代表の35岩政大樹が構える。MFの布陣も豪華である。元日本代表で右サイドのスペシャリスト21加地亮、ボランチにはリオデジャネイロオリンピック代表候補の10矢島慎也。FWはトップにJ1での実績十分な24赤嶺真吾、シャドーにチーム得点王の14押谷祐樹やリオデジャネイロオリンピック代表候補30豊川雄太。矢島がゲームメイキングをして、前線の赤嶺を中心に攻撃を仕掛けてくる。セットプレーでは岩政の高さが武器となり今季4得点を獲得している。
ツエーゲンはここのところサイド攻撃から失点している。岡山は赤嶺や岩政のような高さに強い選手がいるので、要注意だ。勝利へのポイントは、サイド攻撃を封じること。逆に岡山は3バックなのでサイド攻撃を仕掛けることで真ん中が手薄になる。
ツエーゲンの選手では、DF18野田紘史に期待したい。野田の持ち味はサイドから仕掛ける攻撃力だ。オーバーラップを仕掛けて左足からの正確なクロスが持ち味だ。また、対人の強さも持ち得ており、岡山は加地からの攻撃を仕掛けて来ることが予想されるので、マッチアップする野田のクロスを防ぐプレーに期待したい。勝利のポイントは、野田らサイドの選手が身体を張ってクロスを入れさせないことだ。
この試合勝利をするためには、とにもかくにも早い時間の失点だけは避けなければならない。前半無失点で試合を進めれば、必ず勝機はやってくる。DF陣だけではなく、最前線のFWからGKまでが一体となり岡山の攻撃を防ぎ、必ず訪れるチャンスを得点に結びつけて勝利をものにして欲しい。
ツエーゲン金沢
シニアアドバイザー
佐々木達也
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