4月12日(土)に、パートナー企業のJA松任様にご協力いただき、ツエーゲン金沢U-13を対象に松任梨の生育体験を行いました。
今回の生育体験では、松任梨がつくられる工程を知ると同時に、農家さんの想いを直接聞きながら作業を体験(受粉・摘果・収穫・販売)することで、食に対する感謝と意識向上を目的に実施しました。
場所:松任梨栽培農家 道の駅めぐり白山近郊
参加:ツエーゲン金沢U-13 20名
今回体験したのは、花摘み作業(花粉採取)です。
今年は開花が遅れていたため、受粉作業には欠かすことのできない梨の花摘みと花粉を花に付ける作業を行いました。
実りをつけるための木と花粉採取のためだけの木があることを初めて知り、実際に枝から花を摘む作業をすることで、梨の花や梨の花特有の香りも選手たちにとっては初めての体験でした。
今回の取り組みで、『目で見る・香りを嗅ぐ・手で触れる・耳で聞く・仲間同士で声掛け合う』などサッカーとは違う視点で仲間と共にひとつの活動に取り組むことができました。
花摘み作業は、同じ作業を繰り返しするため集中力と忍耐が必要となり、作業を継続することの大変さも感じ、『サッカーのトレーニングと一緒だ』と話す選手もいました。
続いては、受粉作業。
すでに採取された花粉を使用して、花粉を花に付けるお手伝いも行いました。
今回選手たちが集めた花は、花粉のみを採取し乾燥させた後、農家さんに受粉作業をしてもらいます。
今年は開花が遅れているだけではなく、雨天時に作業は一切できないため、雨の多い石川県では作業日数が限られていると話してくれました。今回の体験も、数日前まで雨予報でしたが、晴れて実施することができました。
U-13の選手たちは、梨が作られる工程だけではなく、お客様のお手元に届くまでの流れを農家さんと一緒に活動する予定です。すでに収穫の楽しみだけではなく、自分たちがお手伝いした梨を直接多くの方々にお届けできることへの楽しみも選手たちは感じていました。
<今後の予定>
6月上旬予定 摘果
8月予定 収穫
9月予定 TOPチーム試合会場にて販売
▷松任梨について
松任梨は昭和46年頃から栽培が始まり、今では白山市農林水産物ブランドに認証されています。
夏は白山おろしの風が吹き、昼夜の温度差が大きく高品質の梨を作れる恵まれた環境で生産され、農園数は多くないため希少性のある梨です。(2024年には試合会場にて、150個限定販売も行っていただきました。)
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