
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、コロナ禍という大変な状況にもかかわらず、たくさんの温かいご支援・ご声援を賜り、誠にありがとうございました。
Jリーグ中断期間中は、選手たちも「サッカーが出来る日は来るのだろうか?」「このような状況の中でサッカーをしていても良いのだろうか?」など、不安を抱えていましたが、多くの激励のメッセージを頂戴し、たくさんの勇気をいただきました。心から感謝申し上げます。
チームの成績は18位と、思うような結果は残せませんでしたが、若い選手が多くの試合経験の中で成長するなど、順位以上の良い積み上げをできたと思っております。新たに取り組んだ攻撃の形にも手ごたえを感じております。
2021シーズンは昨シーズン前半にできたような、ゴール前でのシーンを沢山作り、数多くのゴールを生むワクワクするサッカーを、1年を通してお見せしたいと意気込んでおります。
そして、本来の持ち味である前線からのアグレッシブな守備を再構築し、ホームで多くの勝利をつかみとり、沢山の元気を石川の皆さまにお届けしたい、お届けするのがツエーゲン金沢の使命であると決意を新たにしております。
アカデミー活動においては、U-18が初参戦となるプリンスリーグにおいて2位という成績を収め、U-12は全日本U-12サッカー選手権大会石川県大会にて初優勝し全国大会出場を果たしました。グランドでの練習が制限されたり、思うように練習試合が出来なかったりと、難しい環境ではありましたが、着実に成長することができました。
地域における活動では、チャリティマスクを販売し、売上100万円を石川県庁に寄附し、医療施設の防護資材購入費用としてお役立ていただきました。
また、地域に貢献したい、恩返ししたいという選手たちの強い思いから、いしかわフードバンクネットへの飲食料品の寄贈を続けて参りました。
スポーツクラブとしては珍しい取り組みとして、日本赤十字社石川県支部とパートナーシップ協定を締結し、日本赤十字社の取り組みに関するPR活動やAEDの啓発活動にも取り組みました。
このような新たな取り組みを通じて、地域との関係を深めることができました。コロナ禍で改めて多くの方々に支えられていることを強く感じました。
こうした、皆さまとの絆を力に変え、コロナ禍で停滞してしまったクラブの成長曲線を、再びプラスの軌道に乗せるべく邁進して参ります。沢山の心に響く試合をお見せいたします。選手たちは石川の誇りを胸に最後の最後まで走り続けます。日本一楽しいスタジアムを目指した取り組みを再加速させます。
「挑戦を、この街の伝統に。」
このクラブ理念を胸に、チャレンジを続けて参りますので、本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2021年元旦
株式会社石川ツエーゲン代表取締役ゼネラルマネージャー 西川 圭史