ツエーゲン金沢の選手たちが主体となって「地域の子どもたちの笑顔のために」自ら学んで、スポーツ選手としてできることを考える活動「Kids Smile Project」の第1回勉強会を7月30日(金)に開催しました。
■「Kids Smile Project」概要
トップチーム全選⼿に対し、「⼦ども達が抱える課題」をテーマに勉強会を定期開催します。
勉強会では、毎回テーマを変え、外部講師をお招きし、課題や背景について詳しくお話いただきます。
さらに、話を聞いた上で「選⼿の⽴場としてできること」を、具体的な活動につなげていけるよう進めます。
■趣旨および⽬的
本活動は、選⼿たちが⾃ら⼦どもたちの抱える課題に⽬を向け、学ぶことにより、スポーツ選⼿として出来ることを考えて取り組むこと、さらには継続的な活動にしてゆくことを⽬指しています。
具体的には、以下2点を主な⽬的としています。
①スポーツ以外のことにも⽬を向けることにより、選⼿達の社会を⾒る⽬を養う。
②選⼿たちが学ぶ様⼦をメディア、SNSで発信することで、ツエーゲン⾦沢のサポーターをはじめ、地域の⽅に現代の⼦ども達が抱える課題について理解を促す。
クラブとしては、選⼿たちが継続的に⼦ども達が抱える課題を学ぶことができるようサポートし、地域と共に課題に向き合う活動にしていく。
今回はその第1回目として、オンラインで勉強会を全選手・フロントスタッフ参加のもと開催しました。
まず、本活動の趣旨の説明をホームタウン推進室室長の灰田から話した後、元プロサッカー選手で現クラブアンバサダーの辻尾より「選手が地域活動に参加する重要性について」説明しました。
そして、第1回目は、「児童養護施設」をテーマに、県内の児童養護施設「享誠塾」の北川茂樹塾⻑に児童養護施設の実情についてお話いただきました。
全国・石川県で児童養護施設に入所している人数や入所の主な理由、さらには施設内での子どもたちの生活など、様々なお話を選手たちは真剣な表情で聞いていました。
キャプテンの廣井選手は「児童養護施設の存在は知っていても、その内情は僕たちでは計り知れない経験をしてきた子どもたちがいることを知りました。このような勉強会を通して、僕たち選手も新たな目を養うことができるかなと思いました。」と感想を述べました。
今後は、県内の児童養護施設へのサッカーボール寄贈と施設の子どもたちの試合招待を考えております。