5月31日(日)に行われましたツエーゲン金沢 vs V・ファーレン長崎戦のマッチレポート・監督・選手コメントを掲載いたします。
<2015明治安田生命J2リーグ 第16節>
■日時
5月31日(日)19:04キックオフ
■会場
西部緑地公園陸上競技場
■結果
ツエーゲン金沢 1-0(前半0-0)V・ファーレン長崎
■得点者
作田裕次
試合詳細:
http://www.zweigen-kanazawa.jp/phpSrc/view/gameScoreView.php?sid=517
【ツエーゲン金沢 vs V・ファーレン長崎 マッチレポート】
4月の月間MVP清原翔平選手とベストゴール佐藤和弘選手の表彰式が試合前に行われた。3週間ぶりのホームゲームとなり、好調を維持したままのツエーゲンを5000人超のファンサポーターが出迎えた。
前半は長崎のキックオフで試合が始まる。
金沢はいつもの4-4-2ではなく、4-1-4-1システム。星野有亮選手をアンカーにおいてその前に、秋葉勝選手と山藤健太選手を置き、ワントップに水永翔馬でシャドーに清原選手と辻正男選手が入る。
一方、長崎はいつもの3-4-2-1システム。
結果的に、このシステム変更が当たり、相手の攻撃を封じ、森下采配が的中した。赤野分析担当コーチのスキルが今日も活きる試合となった。
22分こぼれ球を長崎花井選手がミドルを放つもクロスバーの上。
23分秋葉選手のスルーパスに裏に抜け出た辻選手がシュートするも、ゴール右に外れる。
前半はやや長崎が押し気味の展開で終わる。
後半は両チームとも交代なし。
48分長崎梶川選手のパスからイヨンジェ選手がシュート。50分には長崎コーナーキックでイヨンジェ選手がボレーシュート。長崎がリズムを作り始めた。
そんな中、56分金沢絶好の位置でのフリーキック。キッカーは辻尾真二選手。作田裕次選手の頭にスピードがあり、カーブのかかったボールが入りゴールを挙げる。作田選手は今季初得点。
67分長崎イヨンジェ選手がドリブルで持ち込み2人を交わして左足でシュートを放つもGK原田欽庸選手の正面。
71分金沢ベンチが動いた。辻選手に代えて廣井友信選手を投入。5バックで逃げ切りを図る。その後、長崎の猛攻を受けるが、GK原田選手の体を張ったディフェンスで凌ぎ、虎の子の1点を守りきり勝利した。
これで13戦負けなし。勝ち点を32に伸ばし大宮に次ぐ2位を守った。
試合後、原田選手、水永選手が長崎サポーターに挨拶に行き、ゲーフラとコールで激励を受けた。一方、長崎の古部選手も金沢のサポーターに挨拶に行きコールを受けた。
両サポーターとも暖かく、非常に感動的なシーンであり、Jリーグの素晴らしさを感じることのできる瞬間であった。
次節は、ジュビロ磐田との対戦。金沢の不敗記録が更新なるか、前半戦の大一番を迎える。地元静岡でも注目されており、地上波放送される。ビッククラブ相手にツエーゲン金沢がどのような戦いをするのか。楽しみな一戦だ。
【監督・選手コメント】
〈森下監督〉
苦しいゲームだった。チャンスない中で、リスタート1本で得点し、守備はゼロで抑えて勝利することができた。裏を取られる場面があったが、後ろを5枚にして危ないシーンが少なくなった。泥臭いが自分たちの思うような展開で勝つことができた。
-辻選手初スタメンについて
長崎の3バックの裏を狙った。辻の裏を取るスピードを活かしたかった。
辻は初スタメンだったが、守備もしっかりとやってくれた。コンディションも良くなってきている。
―システム変更について
5バックにしてでも勝ちたかった。これで負けたら選手に申し訳ないと思ったが、内容はともかく何としてでも勝ちたかった。非常に苦しい戦いであったがその分嬉しい勝利であった。内容はよくないかもしれないが、金沢にとっては理想的な形で勝った。
―4月、5月負けなしについて
選手に感謝しかない。まとまりがあり、選手がどんどん成長している。
〈辻正男選手〉
長崎は良いチームだった。いつもとポジションが違って守備をやることが多かった。前半の修正を後半できた。裏も何本か取れたので、次は得点を挙げたい。
〈作田裕次選手〉
たくさんのお客さんが来てくれてスタジアムが盛り上がってやっている方も楽しくできた。泥臭い試合であったが、勝つことができてよかった。得点シーンは、マークを外す動きをしたらボールが来て合わせられた。皆、成長しているのでこの調子で頑張りたい。次のジュビロ戦も頑張る。
〈原田欽庸選手〉
古巣とのプレーで意識した。負けたくない相手だったので全力でプレーした。
〈水永翔馬選手〉
長崎サポーターさんからの激励は嬉しかった!!
ツエーゲン金沢
シニアアドバイザー 佐々木達也