前半アウェイでの戦いはスコアレスドロー。現在順位は16位とツエーゲン金沢より下にはいるが、この5試合3勝2敗と調子を上げてきている。昨年はJ1で戦ってきたチームで地力はある。
今年の前半戦の不調は、選手が半分近く入れ替わり、昨年度をベースにチームを作ることができず、一からチームを作りあげて、時間がかかったことによるものだ。
現在は、新戦力がフィットして、小林伸二監督の走るサッカーが浸透してきた。
注目すべき選手は、第24節ファジアーノ岡山戦で2ゴールを決めた、MF木村祐志選手だ。ここ5試合で3得点と非常に調子が良い。遠目からの強烈なシュートに変幻自在なパスが魅力だ。
川崎フロンターレU-18出身で能力の高い選手だ。
そして、南米コンビのアレックス選手とエステバン選手がチームをけん引する。J通算400試合以上出場のサイドバックアレックス選手とボランチのエステバン選手。得点能力があり、チームの中心的選手だ。アレックス選手は左サイドを駆け上がりセンタリングやパスを出し、エステバン選手はボランチで固い守備力とゴールも狙う。
24節、岡山相手に、今年一番の出来だとの評価の高い一戦であった。
対するツエーゲン金沢は、ここ最近ゴールのないキャプテン清原翔平選手に期待したい。チームが苦しい時には、キャプテン清原選手の力が必要だ。相手が研究をしてくる中、清原選手のドリブル突破でゴールを狙って欲しい。
真夏の戦いはこれからだ。頑張れ我らがツエーゲン金沢!!
ツエーゲン金沢
シニアアドバイザー 佐々木達也