QR発券でラクラク手続き。譲渡も可能です。
セブンイレブンマルチコピー機にて、「チケットぴあ」を選択。ツエーゲン金沢を検索し、該当試合の駐車券を購入。Pコード「592440」別途、各種手数料がかかります。
東金沢駅から徒歩15分。金沢駅、石川県庁から無料シャトルバスを運行しています。周辺道路や商業施設への迷惑駐車は、絶対にお止めください。
喜びも、孤独も、青春も、約束も。 ユニフォームは、その人が生きてきた時間そのものだ。あなたの物語は、どれに近いだろうか。
引っ越しの荷物を解いたとき、一番最後まで段ボールに、入れたままにしていたものがある。クローゼットの奥、他の服に混じらないように、畳んであった。生地は少し褪せて、首元のタグはもうほとんど読めない。それでも、捨てられなかった。
今日、会議で一度も声を出せなかった。言いたいことはあった。でも上司の一言で、言葉が喉の奥に引っかかったまま終わった。帰り道、同期に「今日どうしたの」と聞かれて、「疲れてただけ」と笑った。その笑顔を作る瞬間が、一番しんどかった。
初めてのアウェイ遠征だった。新幹線を降りて、知らない街の改札を出た瞬間、少し足が止まった。土地勘もない、知り合いもいない。スマホで地図を開きながら、正直、場違いな気がしていた。
いつの間にか、全力になることを、どこかに置いてきた。それが大人になるということだと、いつしか思うようになっていた。でもユニフォームを見ると思い出す。何もかも忘れて、ただ一つのことに全部を注いでいた、あの頃を。
子どもの頃、スタジアムへ行く日だけ、父が早起きをした。特別な会話があったわけじゃない。電車の中でもほとんど喋らなかった。ただ、大きな手に引かれて歩いた。改札を抜けてスタジアムが見えた瞬間の、あの胸の高鳴りだけを覚えている。
最初は、その選手のプレーが好きなだけだった。チームとか、戦術とか、そういうことはよくわからなかった。ボールを持ったときの動き方が、なぜか目で追ってしまう。気づけば試合のたびにその背番号を探していた。ユニフォームを買うつもりは、最初なかった。
クローゼットの端に、何枚かのユニフォームが並んでいる。どれも同じクラブの、同じ色。でも一枚ずつ、デザインが違う。袖のラインが違う。パートナーのロゴが違う。そしてそれぞれに、まったく違う感情が染み込んでいる。
普段、自分のことをあまり表に出さない。職場では空気を読んで、会議では当たり障りなく、休日も派手な服は選ばない。目立つのが苦手というより、何かを主張することに、どこか慣れていない。そういう自分が、このユニフォームだけは迷わず着られる。
プロになれば、好きなクラブのユニフォームが着られる。そう思っていた。でも実際に袖を通した瞬間、嬉しさより先に、重さが来た。これは、自分一人が着るものじゃなかった。
負けた日、ピッチに座り込んだ。足が動かないんじゃなくて、動かす気持ちが見つからなかった。悔しいとか情けないとか、そういう言葉じゃ追いつかない何かが、胸の中に重く沈んでいた。ユニフォームを脱ぐことが、負けを認めるような気がして、しばらくそのまま立てなかった。
#あなたにとってのユニフォーム
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