
新年あけましておめでとうございます。
旧年中は、クラブ理念を「挑戦を、この街の伝統に。」に刷新し「つなぐ、楽しむ、夢見る、育てる、つくる」をツエーゲン金沢の5つの価値と定め、その価値を発揮できるよう、さまざまな事にチャレンジして参りました。
柳下体制3年目となったトップチームは、15勝16分11敗の勝点61、順位は22チーム中11位となり、順位、勝点、勝星で過去最高の戦績を収めることができました。
一昨年までは実力差を感じることのあった上位陣とも、ほぼ互角に戦うことができ「どこが相手でも勝つことができる!」と自信を深めることができました。
一方で、追い付かれての引き分けや、内容では勝っていてもそれを結果につなげることが出来なかったりと、悔しさもまた大きな1年でした。
スタジアムでは、クレヨンしんちゃんや、うんこドリル、TAMIYA、ギャル雑誌egg、OJICOなどとのコラボ企画を積極的に展開し、スタジアムのエンターテイメント化、テーマパーク化を推し進めた結果、過去最高の109,386人(1試合平均5,209人)のお客様にご来場いただきました。
幼稚園・保育園・認定こども園を対象としたサッカー教室(キッズキャラバン)や小中学校での職業講和などの地域活動は年間250回を数え、延べ18,488人の方々と交流することができました。
2年目を迎えた、北陸唯一のブラインドサッカーチーム(ツエーゲン金沢BFC)は、日本ブラインドサッカー協会主催の「中日本リーグ」に参戦し、念願の公式戦デビューを果たしました。
アカデミーでは、ツエーゲン金沢U-18に所属する上田樹選手がトップチーム昇格を果たし、また、各年代の代表や代表候補に選ばれる選手もコンスタントに出てくるようになりました。U-18は悲願であったプリンスリーグ昇格を決め、アカデミーの歴史において大きな一歩を踏み出すことができました。
そして、こうした活動が評価され、クラブとして「金沢市スポーツ文化活動賞」という大変栄誉ある賞を頂戴しました。
最後になってしまいましたが、パートナー企業の皆さま、ファンサポーターの皆さま、行政関係の皆さま、サッカーファミリーの皆さま、さまざまな形でツエーゲン金沢を支えていただいている皆様に深く感謝申し上げます。
ツエーゲンの全ての活動、成果が、皆様との協働、お力添えによって成し遂げられています。
ツエーゲン金沢の歴史は決して順風満々ではありませんが、着実に、着実にステップアップをしてきており、ここ数年は正のスパイラルにのっていると感じております。今年以降、成長スピードを飛躍的に高め、少しでも早くJ1の舞台に立てるよう、結果にこだわってチャレンジして参ります。
そして、皆様とともに地域一丸となって、クラブ理念の5つの価値を実現しながら、プロスポーツのある街の素晴らしさをより多くの県民の皆様に感じていただきたいと考えております。
勝負の年元年。挑戦を、この街の伝統に。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
2020年元旦
株式会社石川ツエーゲン代表取締役ゼネラルマネージャー 西川 圭史