11月12日(木)に、金沢市立高尾台中学校にて開催された「生き方を学ぶ会」にクラブアンバサダーの辻尾真二が参加し、1年生を対象に「プロサッカー選手」という職業に関してや心構えについてお話しました。
「プロサッカー選手」の1日のスケジュールを紹介したところ、1日における練習時間の短さや、その一方で身体を休める時間が多いことに生徒の皆さんから驚きの声があがりましたが、「選手にとって、練習はとても重要な時間。練習で良いプレーをしなければ試合に出場できず、その結果契約更新されなくなるかもしれない。だから、選手たちは1日1日の練習に全てをかけているし、練習で良いパフォーマンスをするために練習以外の時間をどのように過ごすかはとても重要」と強く述べました。
また、「夢と目標」の違いについて、「『夢』は描いて叶えるもので、こうなりたい、こうなってほしいという願望のことをさします。一方で『目標』は自分の願望を実現するために行動する目印であり、明確で期限があります。この『目標』を何個も達成することで、自分のもっている『夢』がより具体化してきます」という自身の考えを伝えました。
最後の質疑応答では、先生から「期末テストを控える生徒達に、何かやる気が出るようなアドバイスをいただけないでしょうか」とのコメントがあり、辻尾からは「自分は高校、大学にはスポーツ推薦で入学したが、それでも一定以上の学力は必要だった。自分は普段から少しずつ勉強をしていたので、入試前に練習時間を削って慌てて勉強する必要がなかったし、学校選択の際も学力がハードルになることはなかった。自分も勉強は好きではないが、今のうちにコツコツ勉強しておけば、自分の好きなことをやる時間を削る必要もなくなるし、選択肢の幅も広がる」とアドバイスさせていただきました。
今回の講話が、生徒の皆さんが将来を考えるうえでの何かのヒントになれば幸いです。
高尾台中学校の皆さん、ありがとうございました!
■開催日時
2020年11月12日(木) 13:30~15:30
■開催場所
金沢市立高尾台中学校
■対象
中学1年生