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2月28日(日)V・ファーレン長崎戦 見どころ

待ちに待ったJ2、2年目となる2016年シーズンが幕を開ける。昨季は、選手の入れ替わりが少なく、戦術が浸透しておりスタートダッシュを切ることができた。今年は、主力クラスが4人抜け、昨シーズンのように開幕時に完成度の高いチームを望むことはできないが、選手個々人を見てみると、技術力の高い選手が加入しており、知将森下仁之監督の手腕により、個を掛け合わせて強い組織となるであろう。

ツエーゲン金沢の予想スタメンを現状で予想することは難しい。宮崎キャンプのトレーニングマッチでは、システムもメンバーも固定されておらず、森下監督の妙である「調子の良い選手」を使ってくるのではないかと予想される。そんな中で、開幕戦に期待する選手を2人挙げたい。

今年からキャプテンに就任した、DF作田裕次選手は昨季ホームでの長崎戦でゴールを決めて勝利に導いている。強烈なキャプテンシーを発揮するタイプではないが、誠実で真面目で妥協しない選手として背中で引っ張る。今後の作田のキャリアにおいて、今年のキャプテン就任は非常に大きなターニングポイント。プレーでも空中戦勝利率の高さとセットプレーでのヘディングでの得点力は今年も大きく期待できる。今季もキャリアハイとなる活躍を期待したい。

2人目は、FW山﨑雅人選手だ。2008年FIFAクラブワールドカップ準決勝マンチェスター・ユナイテッド戦でのゴールはサッカーファンの間では未だに記憶に新しい。また、2014年J1昇格プレーオフのジェフユナイテッド千葉戦では彼のゴールでモンテディオ山形をJ1へ導いた。彼の裏への飛び出しと献身的な動きが得点機を作る。実績のある山崎のプレーと言葉でチームに確変を起こしてくれると期待する。

 

対戦相手の長崎は、昨年6位でプレーオフ進出。高木琢也監督4年目のシーズンとなり、補強からは本格的にJ1昇格を視野に入れていることが窺える。キャプテンのDF村上佑介選手は、デビュー戦でジーコ以来のハットトリックをした選手である。柏レイソル、アルビレックス新潟、愛媛FCで活躍をし、今季長崎に加入、即キャプテンに就任している。ボランチのMF養父雄仁選手は昨季ロアッソ熊本の中心選手で長崎が引き抜いた。彼がゲームのコンタクトをとる。彼からの前線へのパスには要注意だ。FWは永井龍選手の先発が予想される。セレッソ大阪アカデミー出身で非常に才能豊かな選手だ。身長もあり、足元の技術も高いので、彼の裏への飛び出し、ポストプレーが決定機を作るので、ツエーゲンの両センターバックの堅い守備力に期待したい。

 

1967年生まれの同学年監督対決で共に策略家の“知将対決”。ベンチワークで勝敗を分ける展開になることも十分考えられる。今季を占う楽しみな一戦になる。

ツエーゲン金沢

シニアアドバイザー

佐々木達也

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