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「戸板地区で考える防災・減災研修会」に杉浦恭平選手・波本頼選手が参加しました!

11月29日(火)に戸板公民科で開催された、日本赤十字社石川県支部様主催による「戸板地区で考える防災・減災研修会」に、杉浦恭平選手と波本頼選手が参加しました。

戸板地区に住んでいる方々や働いている人が、地区の地図を使って災害図上訓練(DIG)を行い、地域の危険性や防災資源を把握し、被害をどのように減らすかなどの意見交換を実施し、地域全体で防災力を高めることが目的です。

今回、ツエーゲン金沢のクラブ事務所が示野町にあることも関係し、地域の一員として参加させていただきました。

そもそも災害図上訓練(DIG)とは、「Disaster(災害)、Imagination(想像力)、Game(ゲーム)」の頭文字を取って名付けられたもので、参加者が地図を使って防災対策を検討する訓練です。

参加者の皆さんは、5~6人ごとのグループに分かれ、各地域の自然条件(広場・公園・広い空き地、用水路・河川、土砂災害の危険箇所など)や物的防災資材(役所や医療機関、学校や避難所、災害時に頼りになる人がいるところ)がある場所、危険物がある場所や人の集まる場所、災害時に手助けが必要な方がいる場所などを、マーカーやシールを使ってマップ上に整理していきました。

その後、地震対策が施されている部屋とそうでない部屋の比較動画を見たうえで、「自分の住む地域で震度6強の地震が発生した場合どうするか?」のシミュレーションを各グループで実施。地域の特徴・起こりうる被害・いのちと身の安全を守るために家庭と地域でそれぞれ備えること、の3点で議論しました。

 

波本選手が所属していた「示野町グループ」では、「犀川・木曳川・国道8号に囲まれた地域であるため、川の増水による宅地への浸水や、8号線の交通渋滞が起こりえる。災害に備えて、各家庭ではモバイルバッテリーや非常食・飲料水を準備しておくことが必要。また、地域としては、住民間で避難場所の周知徹底や要援護者の状況把握をしておくべき」との意見が出ていました。

 

 

また、杉浦選手が所属していた「若宮町グループ」では、「幅広い年代が住んでいるエリアであり、古い住宅での火災発生や、建物の倒壊で車が通れなくなる可能性がある。各家庭では、家具の固定や非常食の準備などをする他、家族内での役割分担を事前に決めておくことが重要。また、家だけでなく車の中にも防災グッズを積んでおいた方が良い」などといった意見が出ました。

最後にまとめとして、「災害は予測できないものなので100%防ぐことは難しいが、それに備えて普段から防災の心構えをしておくことで、減災することができる」「防災のために重要なポイントは、『災害に関する情報を共有すること』『普段から地域住民の間で顔が見える交流をすること』『地域の資源を把握して活かすこと』の3点」であるとのお話がありました。

今回は戸板校区での防災・減災を考える機会でしたが、皆さんもご自身の地域の危険箇所や資材がある場所、いざという時の行動について、ぜひ一度ご家族と話し合っていただければと思います。

日本赤十字社石川県支部の皆さま、貴重な経験をさせていただきありがとうございました!

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